皆さまお元気ですか?
uguisu西荻2号店の準備も着々(?)と進み、6月2日に正式オープンとなります。
ちなみに屋号はorganとなりました。
楽器のオルガンとオーガニックに由来しております。
さて三軒茶屋uguisuですが、本日24日(火)~27日(金)まで連休をいただきます。
ご迷惑をおかけいたしますが、どうかよろしくお願いたします。
28日(土)より通常営業いたします。
皆さまお元気ですか?
uguisu西荻2号店の準備も着々(?)と進み、6月2日に正式オープンとなります。
ちなみに屋号はorganとなりました。
楽器のオルガンとオーガニックに由来しております。
さて三軒茶屋uguisuですが、本日24日(火)~27日(金)まで連休をいただきます。
ご迷惑をおかけいたしますが、どうかよろしくお願いたします。
28日(土)より通常営業いたします。
皆さまにお知らせがございます。
uguisuの2号店が決まりました。
かねてから物件を探していたのですが、先日遂に正式に契約にこぎつけました。
場所は西荻窪です。
正式なオープンの日程等が決まりましたら、またブログ上にてお知らせいたします。
お店の名前もただいま模索中です。いいアイディアをお持ちの方、教えてください。笑
今後、開店までの準備の様子などもお知らせ出来たらいいなと思っています。
それに伴い、uguisuでは新しくスタッフを募集いたします。
今の三軒茶屋店を中心に働ける方を特に必要としています。
興味のある方はuguisuまでご連絡くださいませ。
05080130708
3月11日(金)に発生した東北地方太平洋沖地震におきまして、亡くなられた方々のご冥福をお祈り申し上げます。また被災された皆様、そのご家族の方々に対しまして、心よりお見舞い申し上げます。一日も早い復旧復興を願います。
Uguisuでは、家族同様のスタッフの安全を考慮いたしまして、本日3月15日(水)の営業は、大事を取って臨時休業とさせていただきます。あす16日以降の営業に関しましては、報道等の内容から今夜また判断する事にいたします。
Uguisuでの食事を楽しみに、ご予約をしてくださったお客様方。大変ご迷惑をおかけいたしますが、どうかご理解いただきますよう、お願い申し上げます。
Uguisu店主 紺野真
皆さまお元気ですか?
今年も残すところあと僅かとなってしまいました。
そして一年の内でも特別なイベント、クリスマスがもうすぐそこまで来ています。
uguisuでは、12月24日(金)25日(土)26日(日)の3日間、毎年恒例のクリスマスディナーコースをご用意して、皆様のお越しをお待ちしております。
期間中は内装もいつものuguisuよりぐっとシックな装いになっています。
クリスマスディナーコースの内容は下記の物を予定しております。(食材の入荷状況によって多少内容が変更される場合がございます。)
CHRISTMAS DINNER MENU 5500yen
前菜1皿目
赤、緑、黄、3色のパプリカのコンポジション
前菜2皿目
フォワグラとあんぽ柿のテリーヌ
3皿目魚料理
その日の鮮魚と海老の包み焼き、エストラゴンのアクセント。ソースクリュスタッセ
4皿目肉料理
うずらのファルシ、様々なベリーのソース
5皿目デザート
マスカルポーネムースとシトラスのジュレのガトー
期間中はご予約のリクエストが大変多いため、お時間を18:00~20:30の部と、21:00~24:00の部の2部制とさせていただいております。
尚、期間中はクリスマスディナーコースのみの営業となっております。通常のアラカルトはご用意しておりません。
23日(木)はクリスマスディナーの準備のために臨時休業とさせていただきます。
現在、24日(金)と25日(土)はほぼご予約で一杯となってしまっている状況です。
26日(日)はまだお席に余裕がございますので、ご興味がある方はご検討くださいませ。
スタッフ一同、心を込めてクリスマスディナーをご用意させていただきます。
さて「契約金100万円以内で居抜物件を見つける」という目標を掲げた僕は、手始めに理想としていたエリアである、原宿、渋谷界隈の不動産屋さんから攻めてみる事にしました。
不動産屋のドアをくぐり、店員さんに飲食店用の物件を探しているという旨を告げ、図面の山をかたっぱしからチェックしていく訳です。。ツꀀ図面に食い入るようにして見入る様は真剣そのものだったはずです。だって本気ですから。
不動産屋にある図面を隅から隅まで調べるとうのは、結構な時間を要します。慣れない作業なだけに数件の不動産屋を巡るだけでかなりの時間を費やしてしまいました。
でも、数件の不動産屋さんを巡るうちに、すぐにある2つの事に気が付きました。
一つは、「不動産屋に出回っている情報の多くは、他の不動産屋にも出回っている」という事です。
もう一つは契約金が「100万円以内の居抜物件などまず無い」。殆どの物件が造作譲渡費用だけで100万円以上するという現状でした。
小一時間粘って、不動産屋にある図面の全てをしらみつぶしにチェックしてみても、それらの図面の多くはどこか他の不動産屋で見かけた物であったり、しかもそのどれもが予算を遥かにオーバーしていたのです。
このやり方では時間がいくらあっても足りない。。
僕はやり方変える事にしました。
不動産屋さんに僕の望む条件を提示して、「もし条件に合う物件が出たら連絡をください」と伝える方法です。
不動産屋さんに伝える条件をあらかじめ紙に箇条書きにして、それを見せる訳です。
紙には次の様な内容の事を書きました。
①希望エリア:広範囲(渋谷区、世田谷区、杉並区、目黒区等)
②面積7坪~11坪程度
③坪単価1万3500円以内(上限15万円)
④合計契約金100万円以内(敷金礼金、保証金、造作譲渡費、前家賃等含む)
⑤飲食店居抜き物件(元喫茶店、スナック、ラーメン屋、焼肉屋、レストラン等)
⑥立地及び何階かは問わない(駅から離れていても構わない。むしろ多少離れている方が良い。)
⑦古い物件の方がいい。
そんな所です。
激安物件しか手が出せないという事で、希望エリアは「渋谷駅周辺限定」みたいな贅沢は到底言えません。もう正直場所はどこでも良いと思っていました。
とにかく自分がやってみたいスタイルを形にする。。それだけが目標でした。
という訳で①のエリアは「広範囲」としました。
従業員は雇わず、一人で店を立ち上げるつもりだったのと、家賃は払えてもせいぜい15万円がマックスだなと考えていたので、②の面積は7坪~11坪としました。
払える家賃の上限が15万円と考えていたので、カウンターだけの狭い物件でも仕方がないと考えていました。でも出来ればテーブルの一つや二つ置ける位の広さの店がいいなぁと考えていました。その方が僕が思い描いていたカフェの雰囲気が出しやすいと思ったからです。カウンターだけだと、どうしてもバー的なイメージが強くなるような気がしたのです。
最後の⑥と⑦の2項目についてはちょっと「えっ?」と思われる方もいらっしゃるかも知れませんが、契約金が100万円以内という事で、駅近や新築の物件は現実的に無理だったというのと、僕は本気に駅から離れている古い物件にこそ、興味があったからなのです。
その理由については、また後で記す事にします。
これらの条件を提示すると、殆どの不動産屋さんは苦笑いしながら「これはないですね。」の一言で終わりでした。文字通り「一笑」されて終わりです。
でも、このやり方であれば、一軒の不動産屋さんでの滞在時間はほんの僅かで済みます。
その分、随分多くの不動産屋さんを回ったかと思います。正確には覚えていませんが、恐らく50軒は楽に超える数の不動産屋を回っているはずです。
数打ちゃ当たるの理論で、そのうちに何軒かの不動産屋さんから連絡がありました。
実際に条件に見合った物件の場合には、すぐに内覧をしました。
原宿や、渋谷、目黒では、僕の条件に見合う様な激安居抜物件は全くありませんでしたが、当時まだそれほど人気が無かった池尻大橋や、三軒茶屋、それから阿佐ヶ谷や高円寺辺りでポツポツと条件に収まるような物件を内覧させていただきました。
元カラオケスナックの物件、ラーメン屋。風俗関係に使われていた物件等いくつかの候補がありました。その中で最終的に、池尻大橋の元寿司屋さんだった物件と、三軒茶屋の元カラオケスナックであった今のuguisuの物件の2つに強い興味を持ちました。
池尻大橋の元寿司屋物件には、完全な状態の美しい厨房設備が残してありました。ガスコンロに、冷蔵庫、シンク、ダクト、ネタ用のショーケースまでかなりいいコンディションで揃っていました。しかも造作譲渡費用は0円でした。
正に明日からでも即営業出来る様な状態です。
一方、三軒茶屋の元スナック物件は、とにかくひどい荒れ様で、ここに一晩泊まったら病気になるのでは?と真剣に思う様な有様でした。
壁には剥がれおちた壁紙や打ちつけられた板、ポスター等が何層にも重なっていました。厨房はここで書き記すのをためらう程に、それはそれはもう大変な事になっておりました。
でも、なぜだかはわかりませんが、三軒茶屋の元スナック物件には何か惹かれる魅力がありました。
荒れ放題の物件でしたが、色々と直せば何かいい雰囲気が出せる様な気がしたのです。
物件の壁にはとても古いスピーカーが埋め込まれてあって、それが凄く気に入ったのを今でも良く覚えています。
この物件はかなり色々と手を入れなければならないけれど、このスピーカーだけはこのまま残そう。。
僕は自分がそこでカフェをやっている図を想像しました。
カウンターの中に立って料理を作っている姿を想像しました。
ネルドリッパーをカウンターに置き、コーヒーを点てている所を思い浮かべました。
テーブルをこことここに置こう。
ソファはあの窓際がいい。ソファの横にはサイドテーブルを置こう。
僕が長い間想像し続けてきたカフェスタイルのいくつもの断片が、次々とその空間に当てはめられていきました。
最後に壁に埋め込まれてあった古いスピーカーから音楽が流れ出て来るような気がしました。
そうして僕はこの物件に決める事にしました。
それが今のuguisuの原型です。
来る12月8日(水)にワイン勉強会を行います。
今回のテーマは「ロワール」です。
ロワールの個性溢れるワインを白、赤合わせて7種類ご用意いたします。(勿論自然派ワインのみです。)
ワインとのマリアージュを楽しんでいただく、ちょっとしたオードヴルもご用意いたします。
それぞれのワインについて私、紺野と自然派ワインのインポーター「ヴァンクール」の池谷さんが解説をいたします。
ワインは好きだけど、全然詳しくないという方や、ワインを勉強してみたいという方。自然派ワインに興味がある等という方など一般の方々向けです。プロの方々を対象としたイベントではございません。
完全予約制となりますので、ご予約はお早めにどうぞ。。
ワイン勉強会@uguisu
テーマ「ロワールのワインと葡萄品種」
日時:12月8日(水) 19:00~21:00まで
料金:6000円
ご予約の方のみ参加可能です。
実は、少し前から twitter始めております。。
大した事はつぶやいてはおりません。
しかも、たまにしかつぶやきません。
それでも興味があるという優しいお方は
cafe_uguisu で検索してみてくださいませ。
皆さまお元気ですか?
ボジョレー・ヌーヴォーも解禁され、飲み疲れの方も多いのではないでしょうか?笑
これからクリスマスに向けてワイン業界は大忙しです。
さてそんな中、ビオワイン界の一大イベントが来週末11月27日(土)に恵比寿にて開催されます。
イベントの名はFESTIVIN(フェスティヴァン)
ビオワインのインポーターがずらりと勢ぞろいし、都内でビオワインを愛して止まない飲食店が20店舗以上も参加します。
それだけではありません。国内外を問わず、ワインを実際に作られておられる生産者の方々も来場し、実際に彼等の生の声を聞く事が出来ます。
参加する飲食店はブースを出して、自慢の料理をふるまいます!
勿論uguisuもデリスタイルにて参加いたします!
当日は生バンドの演奏まである、正にフェスティバル的イベントなんです。
どうか皆様、ふるってご参加くださいませ。
チケットはuguisuでも購入出来ますし、FESTIVINのホームページからでも購入が可能です。
FESTIVIN
日時:11月27日(土)第一部11:00~15:00 第二部:16:00~20:00
場所:スバルビル、EBIS303ホール (東京都渋谷区恵比寿1丁目20-8 2F)
料金:6000円(第一部あるいは第二部どちらかへの参加となります。)
詳しくはFESTIVINホームページをごらんくださいませ。
さて高校生の頃からカフェもしくは喫茶店をやりたいと考えていた僕は、随分遠回りをしながらも17年経った35歳の時にuguisuオープンにようやくこぎつける事が出来ました。
その17年間の間には、大学に通いながらカフェやパスタ屋、割烹料理の店でアルバイトをしていた時期もあれば、「俺はバンドで成功するんだ」と勘違いをしていた時期もあります。(爆) 海外と国内の飲食店で修業の時代もありました。
随分遠回りをした感がありますが、その遠回りがあったからこそ現在のuguisuのスタイルの店が出来たのだと確信しています。
その紆余曲折があった17年間余りの間に、何度か父親に「お店を開きたいから、資金を援助して欲しい」と相談した事がありました。その度に僕が父親から言われた言葉があります。
それは「お前の考えは計画とは呼べない。それはただの夢だ。」でした。
今振り返れば、当時の僕はただ茫然とお店をやりたいと考えていた感があります。もしその時父親が、ポンと僕にお金を渡して「これでお前の夢をかなえてみなさい。」とでも言っていたら、どうなっていたでしょうか?
実際より10年近くも前に、自分の店を持つ事が出来ていたかもしれませんが、恐らく2年と持たずに僕はそのお店を潰してしまっていたかと思います。なぜなら当時の僕は、やる気だけはあったかも知れませんが、実際の飲食業の現場での経験と、その経験により生まれる引き出しが、今の僕より圧倒的に少なかったからです。
話が逸れてしましましたが、実際に店を一軒立ち上げるためには、父が言う様に「夢」ではなく、本気で明確な「計画」を立てる必要があった訳です。
僕の「計画」の上でネックになっていたのは、やはり資金がたったの300万円しかないという事でした。
予算300万円という数字が、一般的に考えれば圧倒的に資金不足だというのは、さすがに文系ひらめきタイプの僕でも気づいていました。
保証金や敷金礼金、造作譲渡費用等、不動産契約時にかかる費用。
照明やカウンター、テーブルや椅子、小物等、内装にかかる費用。
ガス台やオーヴン、レンジ、ミキサーや冷蔵庫等、厨房設備にかかる費用
お皿やカトラリー、グラス等、食器類にかかる費用。
オープン時に必要な食材や酒類。
その他、雑費。
ざっと挙げただけでも、これだけある必要な物を300万円で賄うという事は容易な事ではありません。切りつめられる部分はとことん切り詰めなければ、300万円でお店を出店するのは到底無理な話です。
そこで僕は「不動産に支払う金額は100万円以内」そして、「居抜物件を探す」という枠を決めました。
「居抜き物件」というのは、前の方が営業されていた際に使用していた設備や内装を片付けずに、次に借りる人が引き継ぐもしくは処分するという形の契約です。
厨房をゼロから作り、新たにダクトを付けたり、排水溝を付けたり、ガス管を引いたりしていたら、それだけであっという間に300万円を使い果たしてしまいます。
ならば「居抜物件」を探して、物件に残っている設備をそのまま使うしか方法はないと思ったのです。
現在、飲食店用の賃貸物件の殆どが「スケルトン」という状態で出回っています。それは借主と貸主間のトラブルを避けるために、一度物件を「スケルトン(まっさらの状態)」に戻してしまうというのが、今の不動産業界の常識だからです。
ただ、僅かですが前借主が借りていた状況をそのまま残して貸しだす「居抜物件」というのが稀に出てくるのです。勿論居抜物件に残された設備は、自分の思い通りの設備ではない場合がほとんどかも知れません。でも自分の使える資金が300万円しかないのであれば、贅沢は言っていられません。
100万円以内で居抜物件を見つけ、それをいじってなんとか自分の理想形に近づける。そのアプローチで行こうと決めたのです。
そうして僕の不動産屋巡りが始まりました。
実を言うと、僕はずっとずっと前から自分のお店、それもカフェを開きたいと考えていました。さかのぼれば、それは高校生の頃に始まります。
高校生の頃の僕は、少々背伸びをして渋い雰囲気の珈琲専門店やジャズ喫茶に行き、緊張しながらそれらのお店に対して憧れの念をいだいてのを今でも良く覚えています。
当時はインターネットも一般の家庭にはあまり普及しておらず、当然食べログや、またカフェのガイド本もありませんでした。
ですから自分の足を使っては街を歩きまわり、大人な雰囲気の喫茶店を見つけると、緊張しながら何度も何度も店の前をウロウロしたものでした。。何と言っても当時僕はまだ高校生でしたから、喫茶店で珈琲を飲むなんて、なけなしの小遣いをはたく一大イベントな訳です。時には何日も続けて店の前まで下見をしに行ったりした事もありました。当時の僕にはお金はありませんでしたが、時間は腐る程あったのでしょうね。笑
当時、流行りだった珈琲専門店のカフェ・ラ・ミル系列のお店にはよく行きました。隣駅の経堂にあった今は無き名店、「NIZAN」には数えきれないほど、足を運んだ覚えがあります。マスターには恐らく「なんだこのガキは」と思われていたかと思いますが。。笑
実際にuguisuを開業するまでには、それか約17年もの歳月が流れる事になるのですが、この「ウロウロ散策とお店の発見」は高校を卒業した後もずっと続く事になります。
でもなんとなくですが、この一見しょうもない暇人的行為も、uguisuというお店を作り上げるのには、必要な時間だった気がしています。
むしろネットやガイド本が今のように発達していなかったからこそ、知らない街をあてもなくウロウロする事が出来たし、また沢山の時間を費やしたからこそ、色々な想像(いや妄想と呼んだ方がしっくりきますね。笑)がその間に出来たように思います。
それは「一本入ったこの裏通りにはオシャレな店が多い気がするな。」だったかも知れないし、「こんなメニューの書き方って格好いいな。」だったかも知れません。「僕だったらコーヒーには小さなチョコレートと、小粒の角砂糖をこんな器に入れて添えるな。」だったかも知れません。
とにかくウロウロしながら、もの凄く様々な事を妄想する事が出来たのです。
自分がお店を構えた時の姿を妄想するって、なんだかちょっと恥ずかしい感じもしますが、とても大事な事だと思います。
僕なんてまだお店なんて持てる訳がない大学生時に、自分が店でオープン初日にかける一曲目のBGMなんてのまで妄想してましたから。笑 ちなみにその曲は、実際のオープン初日には恥ずかしくてかけませんでしたけどね。。笑